セキュリティ詐欺にご注意

 

脆弱性をことさらに大げさに喧伝する連中と、そうでない者を、今後どうやって選別していけばいいだろうか。

 

japan.zdnet.com

 

こういったあやしい企業の宣伝目的のレポートがあるかと思えば、Intelの「Spectre」「Meltdown」のような本当の発見もある

 

研究者にとって、レポートの反響が大きければ大きいほど自分の名誉や出世に直結する。企業であれば、それはなによりも最高のマーケティング手段だ。

 

自分にいわせれば先日のWi-Fi KRACKsも似たようなものだ。このレポートの巧妙な点は、キーがゼロクリアされるLinuxドライバの本当のバグ(直ちに脆弱性に直結する)と、nonceが再利用されるという、それだけのことを、1つのレポートに入れて同等に扱ってしまっていることだ。

 

「セキュリティの研究」は聖人君主が行う崇高な作業などではなく

 

明らかなモラル・ハザードが存在する

 

ということを、われわれは常に意識して接するべきだ。