AIベンチャーがなぜ厳しいか

AIについては日立、富士通NECソニーIBMといった大企業のキャッチアップが非常に早いな、と気づくはず

 

AI関連技術者の人材不足というけれど、それはまったくの嘘

日本でAI研究の歴史は長く、人材は豊富で、層も厚い。

ではどこにそういう人たちがいるかというと・・・大企業の研究所とかR&D部門

 

数年前まで、だいぶ長い間、くすぶっていたけど、ディープラーニングのブームで一躍(社内で)脚光をあびて、今やよけいな仕事まで押し付けられてる

 

しかしなにぶん、大企業の研究部門から外にでてこない。だから不足しているように見える。そういった、海千山千の大量の研究者とAIスタートアップはガチで戦う必要がある。

 

かといって、スタートアップの彼らに、図太いバックグラウンドに支えられた、強力な、 斬新な、画期的なアルゴリズムがあるわけもなく。日本人特有の、ノウハウの吸収と実装がうまいだけ。計算の最適化で勝負、などといったら、それこそ大企業の研究者の最も得意としているところ。

 

「大企業のやらない市場でやらないやり方で攻めろ」の鉄則を一つも満たせていない。

 

だから、AIスタートアップは、残念ながら「頭のいい受託開発企業」の域を脱することができないんだな