5月の憂鬱

この時期になるといつも憂鬱になることがある。

 

大企業に新人が入り、大型連休を超えて、いよいよ本格化する。

そう、

 

電話アポ。

 

いや、電話テロ。

 

電話とった瞬間から「新人」とわかる。基本、テンプレート棒読み。抑揚がない。もちろんやる気もない。多いのは、人材派遣会社、証券会社、銀行。特に証券会社。これはほんとうにひどい。

 

そして、もちろん電話だけではない。アポなしでいきなり訪問してくる。

こっちが本題。

 

アポなし訪問のフォーメーション:

新人が前にいて、一歩後ろに「見張り」の上司

 

ばっちり事前に訓練した口調でにこやかに商品紹介してくれる。

「つきましては改めてご挨拶を。。。」などといって名刺を要求してくる。

 

さて、ここで名刺を渡すとどうなるか?

 

後日、手紙がくるのですよ。

ダイレクトメールじゃないよ。

手書きの「お手紙」ね。ほんとびっくり。手書きですよ。手書きの手紙なんてもらったのは小学校のバレンタインデーくらいだよ。

 

これでほだされて話しを聞く連中がいるのかな。

いや、いるのだろうな。

 

そうやって上司が、新人に、XXX社訪問してこい。XXX社名刺とってこい。ぜんぶに手紙をかけ(手書きだぞ)とノルマを課している図を想像すると、本当に憂鬱になってくる。

 

 

新人のやる気を、こういった、100%完璧に無駄な作業にひたすら消耗させて、いったいどうなるというのか。

 

今年もそういう季節がやってくる。

 

新人よ、願わくば、世の中そういった仕事ばかりでないということに、早く気付いてほしい。