ワクチン皆接種後の日常化への段取り

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デンマーク、9月10日に残りのCovid制限をすべて解除

デンマークは、ワクチン接種のレベルが高いため、ウイルスを「もはや社会にとって重大な脅威ではない」と宣言した後、9月10日までに残りのCovid-19制限をすべて解除する予定です。

 

・・・中略

 

同じオンラインサイエンス誌によると、デンマークの100万人当たりの新しいコロナウイルス症例の7日間のローリング平均は167人で、EU平均の149をわずかに上回っているが、英国の492例を大きく下回っている。

 

・・・中略

 

博物館などの一部の会場ですでに8月1日から解除されているこの要件は、9月1日までナイトクラブやサッカーの試合を含む大規模なイベントにはコロナパが必要ですが、9月1日から他のほとんどの会場では消えます。

9月10日を超えて社会に対する「重大な脅威」としてのCovid-19の分類を延長しないという政府の決定は、事実上、制限の法的根拠を取り除く、と保健省報道官は語った。

 

100万人当たりの新しいコロナウイルス症例の7日間のローリング平均は167人」このくらいが目安ってこと。

 

日本も昨年の7月からこの戦略この段取りを目指していたのに、接種が自己目的化して、今となっては「何のためにワクチン接種してんの?」「いつになったら日常化するの」に答えられてない。ばかじゃねえのと思う。

 

 

シン・エヴァ劇場版が傑作になりきれなかった2つの難点

1. 碇シンジの「成長」

完結編ではここが最大の見どころと思っていたが、やはりダメだった。「立ち直り」の過程が説得力をもって描けてない。

 

いきなり目ヂカラ満点に「ボクもヴンダーに戻ります」と言い、そこから一気に最後までブレずに突き進む。第三村での人々のやさしさ?人の心をもった黒波の存在?うーん。

 

足掛け25年間、この少年のメンタルの弱さに翻弄され続けてきた我々が、1時間の描写で成長してしまう姿に、果たして納得できるだろうか? 正直、きょとんとする以外に反応しようがない。

 

2.マリの超人ぶり

戦闘においては負けなし。俯瞰した目を持ち、状況を見通し、情報通で、ここぞという場面に「最善手」を打ち続けるキャラ。最後には世界までも救ってしまう。マジでカッコいい。

 

当然のことながら、通常、こういった役割は「主人公(あるいは主人公をメインにしたチーム)」が果たす。そうでないと話しが終わらない。

 

しかし本作で主人公はすでに無理筋。かといって別の登場人物にこの役を担わせるのは、伏線が厚すぎて無理。よって新キャラに託すしかないという流れ。本4部作で突然登場した人物にすべてを託してしまうご都合主義。

 

 

Airのラストから25年。Qから約10年。「物語をハッピーエンドで終わらせる」ために考え抜いた結果として、主人公のこの描き方や、「マリ」という仕組みの導入を、どうしても避けられなかったというのなら、それらが必ずしも上手く作用していない以上、この結末もまた、「うまく終わりきれてない」と、言うほかないだろう。

 

 

SNSをもうちょっとまともにする方法

SNSに「アンカー」という新しいユーザカテゴリを作る。フォロワーなどと同じ扱いで、各ユーザアカウントに従属して紐付いた他人のアカウント。

 

投稿は、一定数のアンカーが「許可」ボタンを押さないと公開されない。たとえどんなに公開したくても。

 

投稿は、それを許可したアンカーと共に表示される。

 

ユーザは自身のアンカーに誰を選んでも良い。捨て垢でも良い。

 

ただし投稿は常にアンカーと同時に表示されるので、適当な捨て垢によってアクセプトされた投稿は、その時点でゴミと判断できる。

 

信用できないアカウントは、アンカーをどこまでだどっても、やはり信用できない。

 

これが本来のSNSなんじゃないのって話。

 

着地点

アメリカなんてワクチンの接種率があがっても陽性率は下がらない。

要するにワクチンを打とうが打つまいが一定以上のコロナ感染者は出続けている。

 

それでいいわけ。

 

このあたりでようやく「この感染症を気にしすぎるのはやめよう」という国際的な

雰囲気が醸成される。この段取りが重要で、一足先に日本だけそう決意してももちろん通用しない。

 

ここに至る2年ほどの世界全体の経済損失が、COVID-19を日常化させるための必要コスト。そんでようやく、コロナで人が死んだり死ななかったりするのを毎年繰り返す、日常生活が復活する。

振り返ってみれば、インフルエンザよりよほど安上がりだった、ということになるだろう。