YouTuberの稼ぎどき

動画コンテンツを広告で収益化するという方法は、現在が一番稼ぎどきであることはたしかだ。

 

なぜか?

 

YouTubeAdwordsその他何でも良いがGoogleの広告サービスを使った(=広告主として出稿した)ことがあるだろうか。

 

一言でいえば効果が薄い割に単価が高い。

効果がないとは言わないが、コスパは異常に悪い

 

通常この大幅な割高感は競争で自然と「それなり」の価格に落ち着くはず。

 

Google広告に払える単価は費用対効果からいって1/10から多くてせいぜい半分程度。だからGoogleの適正売上高は現在の半分から1/10程度が妥当といえるだろう。当然、YouTuberの得られる広告収入も本来は今の1/10くらいが妥当。

 

ただしもちろんこれは競争が健全に働いていればの話し。今は寡占で広告単価が高止まりし続けているので、この規模が維持できている。

 

これで割りを食うのは広告主で、得しているのがYouTuber。

だからやるなら今のうちというわけだ。今後YouTuberが増えるから今からはじめろという目先の話しではない。

 

YouTubeで「おいしく」稼げる時期は広告主と受益者のアンバランスが解消されるまでの短期間のはずだ。しかしYouTubeに限っては、そうはならないだろう。

 

なぜか?  検索広告や動画に価格競争が生じるだけの強力な競合企業の参入などありうるだろうか? あるいは強制的に会社分割させられるのと、どちらにリアリティがあるだろうか。 いずれにしても寡占は続くようだ。

 

ここが、他のサービスで起こるコンテンツバブルと、構造的に異なる点だ。