新型コロナの論点整理 メモ書き(第一フェイズの終了 2020\5\6まで)

3/24を境に東京でコロナスイッチが切り替わったのは間違いない。

では、今後4週間で、東京はどういう経過をたどるだろうか。

 

いまだ答えはわからないが、この中の誰かは正解にたどりつくだろう。どんなロジックが彼らを正解に導いたのかよく観察すれば、学べることは多いはず。

意見を持つな。予測をするな。ただ論理の観察者たれ。

 

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1) NYのような状況になる系統

思考の類型:

・他国の感染者増加トレンドと比較すれば東京の感染爆発はもう起きているとしか言いようがない。

・今シミュレーションすると2週間後にヤバイことになる結果が得られてさあ大変。

・医療現場はとっくに飽和しているという認識。

 

a) 「ロックダウン」的施策を早急に実施せよという考えに帰結(今ここ)

 ->どうやって? HOWの答えを知っている人間はいない。

b) 現対策をより一層強化せよという考えに帰結

 ->今の専門家会議のコンセンサス。チーズはどこへ消えた。

 ->クラスターつぶしとソーシャルディスタンスで乗り切れる?本当? 

 

 

2) 感染者は増えるが重症者は増えない。NYのような状況にはならない系統

思考の類型:

これまで激増していないのには何か理由があるはず。その隠された理由によって今後も激増しない可能性の方が「高い」という考え。

  その理由の候補

  1.  BCG説
  2.  日本人清潔説
  3.     クラスタ調査が効果てき面だった説
  4.  弱毒性と強毒性の違い (->医学的には証拠がない)
  5.    そのハイブリッド

a) 過剰な行動制限は不要という考えに帰結

 

 

3)  感染者が増えようが風邪の一種だから普段通りで良い系統

思考の類型:

SARS-Cov2はただの風邪ウィルス。感染力も死亡率も世界平均ではインフルレベル。

・毎年同じことが起きてるのになぜコロナだけ?

・新型コロナを感染症指定した初手からして間違い。

・自粛で救える死者より経済活動で生きる者。

同調圧力に屈するなという逆張り志向。

 

a) 自粛など一切不要という考えに帰結。

 

3-1) 「インフルと一緒」類型に対する反論の類型:

・新型コロナ以外にも日々病人は発生し続ける。この増加分がヤバイ。

  ->ではどの程度の追加負荷が生じる?

    -> 感染拡大期で短期間に10%-20%のスパイク

   ->いつも在庫ぎりぎりなので医療機関「収容できません」->崩壊

・「インフル」vs「コロナ」でなく、「インフル」vs「インフル+コロナ」

・ウィルス単体と社会の関係。ミクロの積み重ねでマクロが見えない。

・0.1%の感染率、重症化率の違いが、結果に巨大な差をもたらす効果

 ->「ざっくり0.5%でインフルと同じ」が本当にざっくりしすぎ説

 

4) 政府バカ、全員やめろ系統

思考の類型:

・中国忖度

・オリンピック忖度

・は?マスク2枚?

・アベガー

 

a) 感染者数も死者数も政府が隠蔽していて信じられないという考えに帰結。

数字を信じないため何にも依拠できず、やがて不安に負けてヒステリー症状に至る。

主にテレビでうるさい。