メモ書き(順次更新)

(RT-)PCR「法」の性能と、PCR「検査」の性能は、混同しない方が良い。

 

近い将来、バージョンアップした「SARS-CoV-3」が襲ってきたとき、日本人を殺す力が今回と同様に弱いだろうなんて、誰もいえないんだぜ?

 

www.anlyznews.com

5月まで様々な旋風が吹き荒れたが、GW明けから次の一か月、今度は「経済が破綻する!自殺者が激増する!」論者が、荒れ狂って猛威を振るうことになりそう。

思考の類型:「コロナで失う命より経済で失う命の方が多い」

カウンター:本当にそれらはトレードオフなのだろうか。投資の価値とは将来のフローを現在に割り戻した値である。

 

ICU数や病床数や人工呼吸器数でなく「医療リソース」。人口当たり死者数や感染率や致死率でなく「医療リソース圧迫率」。レガシーな指標では新コロのリアリティをうまくとらえられないことが、専門家を発狂させている。

 

参考記事

www.ft.com

 

緊急事態宣言から20日経過。そろそろ効果を吟味し始めて良い頃だが。

 流動人口ビッグデータによる 地域住民の自粛率の見える化 - 感染者数と自粛の関係 - | キヤノングローバル戦略研究所(CIGS)

 

koh-t.github.io

・自粛による削減効果は確かにある

・しかしそれは3月下旬からの週末外出や夜の街自粛効果がメイン

・「緊急事態宣言」以後に固有の効果は薄い

->自粛率には効能の上限があるのでは。

 

「インフルと同じ」「XXXの方が死者が多いのになぜコロナ」

->インフルは長い長い対策の全歴史がすでに社会へ組み込まれている。だから今年も来年も巡行速度で許される。新コロは今年が初。だから新コロ対策でいま社会が支払っている経済ダメージを、初年度設備投資と考えてみよう。投資であるならリターンはなんだろうか。答え:ワクチン

 

経済を心配する人が、声高に行動制限の解除を叫ぶという、このねじれっぷり。この2つは相反してないのだが。

 

道を踏み外してしまったネット評論家を見分ける2つの特徴:

・テレビを徹底的に批判してる(よくワイドショーに言及する)

・仮想の大衆を想定してその過ちを指摘している(「コロナ脳」「自粛厨」という言葉をよく使う)

必ずどちらかのポジションをとっている。

これまでの多くの社会的事件では、上2つの戦略は世論のバランサーとしておおむね正常に作用していた。しかし今回の新コロでは「テレビはおかしいけど、その対論も間違い」という、非常に興味深いねじれ構造が発生している。これが多くの文系評論家を発狂させている本質構造。

 

人の目を現実から反らす3つの論法類型

「数値は隠蔽されている」

「インフルと同じ」

「XXXの方が死者が多いのになぜコロナ」

 

 緊急事態宣言手前での実行再生産数 推定値は2.3-3.2。8割おじさんのパラメータは見事に正しかった。

 

新コロの卓越したスキル:人を殺す能力より社会を機能不全に墜とす能力。

人口当たりの死者数では何もわからない。

 

クッソ良質な記事。8割おじさんのいってることを理解するためにも必読。

モデリングから考える長期的なCOVID-19戦略 - Mangoose cat - Medium

この感染は拡大か収束か:再生産数 R の物理的意味と決定 ~単純なモデル方程式に基づく行動変容の判断のために~ | RAD-IT21

 

ロックダウンの有効性。定義から都市の封鎖なので、国ごとの統計を比較しても意味がない。NYとSFの比較が興味深い。

NY=>NG

SF=>良好

言えるのは「遅すぎるロックダウンは効果が薄い」。ここから「ロックダウンには効果がない」を導くのは誤謬。

 

doubling time 東京 4/7 5日、NYは2日

「1万人ー8万人の感染者」->「接触8割減で2週間で減少傾向へ」

この辺りが検証可能な数字か。

 

Googleの調査によれば東京都の行動抑止効果は、ロックダウンしているNYとすでにほぼ同じレベル。緊急事態宣言が出ても大幅は上積みは期待できそうにない。

 

東京都の検査陽性率が上がり続けている。検査数を増やしているので期待値としては下がるはずだが。

 

「BCG仮説で接種と死者に相関があるのは明らか。医学的因果は不明。」という状態の場合、その仮説は、コロナ対策の意思決定にどのように使われるべきだろうか。

 

民間への人工呼吸器の増産要請、自衛隊災害派遣要請、ホテルの確保。4/7 現在進行形で進んでいるのは、感染爆発を既定路線とみなした被害最小化の施策。・・・のようにしか見えない。